スタートアップ: 夢の扉の評価と感想

5点

日本に作って貰いたくてもう作れない作品

2020年10月30日 | no name

本当なら、日本でこういうドラマを作って貰いたかった。でももう作れないかな…。1話1話に込められた圧倒的な力量の差。それはもうオープニングのアニメーションからエネルギーが違う。脚本の練り込み方、撮影演出の技量、若手の主演コンビの魅力と伝える力量と努力。のみならず、この作品のテーマである、未来のIT・IOT技術創生や起業のバックアップ、未来の産業界をどう形作るかの模索。

　今まで配信された4話の中にそれをはっきりと見ることが出来て、もう羨ましいとしか言えない。日本が内向きになっている間に、アジア諸国は確実にその力を付けて来ている、少なくともドラマに描いて若者達にその未来を見せようとしている。そのエネルギーの差をはっきりと感じた。

　トレンドに乗る人達を描いたひと昔前の「トレンディドラマ」ではなく、未来のトレンドを創出して行く人々を描く。それが何処へ向かうのか、彼らがどう成長して行くのか、楽しみで仕方ない。